小学校受験を考えている保護者の方が気になるのが、
「どんな準備を、いつからすればいいの?」ということだと思います。
最近は、さまざまな教育系会社が「幼児教室」や「能力開発レッスン」と謳って集客をしていて、0歳からしないといけないのかしら・・・と、
通っているお母さんも多いようです。
小学校受験しようと思っても「年長からだと準備が遅すぎる!」
といったこともいわれたりしています。
ほんとうに年長からだと小学校受験には間に合わないのでしょうか?
今回は、そんな小学校受験の準備は「いつから?」という点にしぼって紹介していこうと思います。
小学校受験の準備は「いつから?」はじめるのがベスト?
お受験準備は、0歳からでなくてもいい!
小学校受験の準備はいつからした方がいいのでしょうか?
「早ければ早い方がいいなら0歳児から?
が一番有利なの?」
といったことになってきますね。
結論から申しますと、
0歳から幼児教室に行かなければならないかというと、
答えはノー
です。
お子さんの性格や、
もとの能力だって人それぞれですから、
行って意味はない、とまでは、
言いませんが、
小学校受験のために0歳からお教室に通うのはいい方法だとは思いません。
お金と時間がもったいないだけです。
お受験準備は年少からはじめる人が多い
多くの方は、
年少(3歳)頃から、週2回くらいで通い始めることが多いようです。
年中や年長から通い始める方もいますが、
年少からかよっておけば、
「今からでは不可能です。」
と門前払いにされることはないでしょう。
ただ、年長になってから思い立ったのであれば、もちろん年長さんから
小学校受験の準備をはじめることも可能です。
実際そうして、年長からのお受験準備で難関小学校に
合格された方も多くいます。
しかし、多くが年少さんから年中さんから準備されている中で
特殊な環境に入ると最初はかなりとまどいますし、
あせります。
小学校受験は親御さん
特にお母さんが
その子の性格や健康状態などもふまえて
志望校のことを調べたり、見学にいったり、
こどもの不得意な部分をフォローしていったり、
家庭でさまざまなペーパーやしつけのことなどをさせたり、
とさまざまなことを
全部準備を段取りしていかなくてはいけないので時間が短い分だけ大変です。
ただ、短い分だけ集中していけるといったこともいえますので
そうしたことが得意な方はチャレンジするといったこともありです。
大切なのは、どこを受けるか、なぜ受けるのかをきちんと考えること
小学校受験は、ほぼほぼ保護者の方の希望です。
だから、どこの小学校に行かせたいのかを早めに決めることの方が、お子さんが準備するよりも何倍も何倍も大切です。
正直、学校によって早めに準備を行った方がいいこともあれば、
準備はいらない、
という学校だって実際にはあります。
難関の小学校ではペーパー試験も出題されますが、行動観察と面接だけであったり、
運動のテストが課されたり、と、合格の基準も様々です。
だからこそ、準備だけやみくもにしたって、子どもたちの負担になるだけなのです。
それでも、幼児教室にかよった方がいいわけ
では、行かせたい小学校が面接だけだった場合、
また行動観察と両親面接だけだった場合、などは、
幼児教室や塾はまったく必要ないのでしょうか?
・・・答えはノーなのです。
少しブラックな話になってしますのですが、特に私立小学校というのは、保護者の「経済的」な面を大切にしています。
入学してからは、ほぼ間違いなく任意の「寄付」を行います。
また、大学まで「進学してほしい」という学校側の思いもあります。
そのような経済的なところは、保護者職業や勤務先で判断されます。
また、モンスターペアレンツではないか、という問題もあります。
そのような、入ってくる保護者の情報は、塾や幼児教室を通してほぼ間違いなく学校側に伝えられます。
それも大きな合否判断材料になるというわけです。
逆に、幼児教室の会社側は、合格実績を上げるためにそうして学校側とつながりを深め、合格者を多く出すために尽力します。
だからこそ、
どこにも通わずに入学試験をうけるより、
最後の一年だけでも有名な塾に通うことで、合格する確率は格段にあがるという仕組みができています。
ま と め
いかがでしたでしょうか?
小学校受験は、いつからするかより、受ける学校を決めてから、それに合わせて必要な準備をするのが一番の合格への近道なのです。
でも、その前に、「ここに行かせたい!」という親のエゴではないか、をすこし立ち止まって考えてくださいね。
有名な私立の学園に入学させ、卒業させることはもちろん社会的にはとても立派なことです。かっこいいと、思われるでしょう。
でも、お子様の性格や夢はどんなことなのか、その小学校に行かせること本当にベストなのか、は正直なところわかりません。
「ご縁があれば、この学校に行ける。そのために、一度うけてみようかな」これくらいの気持ちを忘れずに(難関校は、こんなに半端な気持ちでは絶対受かりませんが・・・)、
子どもと保護者が、二人三脚で合格をめざせることも、合格への大切な準備かも知れません。